画質が悪い・止まる?YouTubeの画質設定で低画質や遅延を改善する方法

2021-03-25
Youtube
YouTube動画を見ていて急に画質が悪くなった、あるいは映像が止まったということはありませんか?

このような事態は、まず原因を知ることで対処を行いやすくなります。

そこで今回は、動画の画質が悪い・止まる場合の原因と、画質設定による対象方法をご紹介します。

YouTubeの画質が悪くなる原因


YouTubeの動画を見ている最中、急に画質が悪くなる場合があります。

画質が悪くなる主な原因は次の通りです。


  • 原因(1)携帯キャリアやWi-Fiの通信制限

  • 原因(2)YouTubeの帯域幅調整

  • 原因(3)閲覧履歴データの削除



原因を理解しておくと対処もしやすいため、以下でお伝えするような事態に陥っていないか確認してみてください。

原因(1)携帯キャリアやWi-Fiの通信制限


画質が悪くなる1つ目の原因は、携帯キャリアやWi-Fiの通信制限です。

携帯キャリアのスマホやWi-Fiサービスでは、1ヶ月または数日単位におけるデータ通信量の上限が決まっています。その上限を超えてしまうと自動で低速通信に切り替わるため、インターネットの接続速度が極めて遅くなります。

仮に低速通信に切り替わった際にYouTubeの動画を見ていると、動画をスムーズに再生するために自動で画質が変更されてしまいます(大抵は最低画質になる)。低画質の動画ほど再生時間あたりのデータ通信量が少ないからです。

YouTubeで自動的に画質が切り替わったときは、携帯キャリアやWi-Fiサービスで契約したデータ通信量をオーバーしていないか確認してみてください。

原因(2)YouTubeの帯域幅調整


YouTubeは、ユーザーが動画をより見やすくなるため、不定期に帯域幅を調整することがあります。具体的には、プラットフォーム内における動画の画質を下げることで、ネットワークトラフィックの負荷を軽減させるということです。

2020年3月には、コロナ禍で自宅待機者が増え、世界的なネットワークの動画再生の需要が急増したことから、YouTubeの動画を再生する際の画質を標準(SD)に変更することを発表しました。

このような帯域幅の調整が行われることで、一時的に画質が低下する可能性があります。

原因(3)閲覧履歴データの削除


Webブラウザの閲覧履歴データを削除することも、YouTube動画の画質が悪くなる原因です。

Webブラウザの閲覧履歴データを参照すると、古いキャッシュやCookieを削除できます。

削除すること自体はパソコンのパフォーマンスを高められるので悪いことではありませんが、YouTubeの設定がデフォルトの状態に戻ってしまう点には注意しましょう。

たとえば、いままで720pや1080pなどの高画質で動画を見ていた場合、デフォルトの画質である480pに自動で戻ってしまうため、急に画質が悪くなったと感じてしまいます。

YouTubeの動画が止まる原因


YouTubeの動画を見ているとき、突然映像が止まることもあります。

急に動画が止まる原因は次の通りです。


  • 原因(1)携帯キャリアやWi-Fiの通信制限

  • 原因(2)YouTubeの帯域幅調整

  • 原因(3)パソコンやスマホのスペック



上記のうち、原因(1)と(2)は先ほどお伝えした内容と同じです。

上記(3)の「パソコンやスマホのスペック」が原因で動画が止まる場合、古いパソコンやスマホで高画質動画を見ようとすると画面が停止する可能性があります。高画質動画を見るためのスペックが足りない、というのが主な理由です。

たとえば、1080pの画質で動画をスムーズに見るなら、最低でも「Intel Core i3」以上のCPUと「4GB」以上のメモリが必要になります。

YouTubeが止まる・画質が悪い状態を改善する方法


YouTube動画の画質が悪い場合は手動で画質を変更しましょう。

動画が止まる場合でも、画質を変更することで対処できる場合があります。

たとえば、動画が止まったり画質が悪い原因が携帯キャリアの通信制限や端末のスペック不足だとすると、低画質に変更することでスムーズに動画を見れる可能性があります。

YouTubeの画質を自分で設定する方法


自分でYouTube動画の画質を変更するには、動画ページにアクセスし、画面内の「設定」ボタンを押します。



「画質」という項目を選択します。



複数の画質が表示されるので、変更したい解像度を選択してください。



選択できる解像度の種類は動画によって異なります。仮に「144p~480p」にしか対応していない動画の場合、その範囲内でしか選択できません。

まとめ


YouTube動画を見ていると、突然映像が止まったり、画質が悪くなる場合があります。

そのようなときは落ち着いて自分で画質を変更しましょう。

画質を変更した後、その原因を探ることも忘れないでください。仮に携帯キャリアの通信制限が原因で画質が悪くなっていたとすると、最低画質に下げない限りは動画をスムーズに見ることができません。端末のスペック不足が原因の場合も、より高性能な端末に乗り換えるなど、根本的な部分を見直す必要があります。

いずれにせよ画質の変更方法は通信データ量の削減にもつながるため、覚えておいて損はありません。

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