YouTube自動翻訳機能を紹介【翻訳精度を上げる裏技も公開】

2021-09-16
Youtube
YouTubeにはさまざまな便利機能があり、その中でも普段から活用できる「自動翻訳」という設定をご存知でしょうか。

翻訳はとても便利な機能ですが、新しい動画を開くたびに「字幕」をオンにして「言語」を選択して…などの手順に煩わしさを感じてしまうこともありますよね。

「好きなK-POPアイドルの動画を自動翻訳のついた字幕で見たい」
「語学勉強のために自動翻訳を利用してスムーズに作業したい」

そこで今回はYouTube自動翻訳の設定方法や、自動翻訳ができない場合の対処法などをご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

YouTube自動翻訳とは




YouTubeを利用する上でよく耳にする「自動翻訳」とはどういったものなのか紹介します。

通常の翻訳と自動翻訳の違い


通常の翻訳は、YouTube動画ツールバーに「字幕アイコン」が表示される動画に翻訳された字幕をつけることができます。

ただし、都度、字幕の言語を選択し表示させる必要があります。

一方、自動翻訳機能は、テキストを「指定した言語」で自動的に表示させることが可能です。

例えば、普段英語で視聴している動画の字幕を自動的に日本語字幕で表示することができるので、動画を開くたびに言語を選択する必要はありません。

YouTube自動翻訳の設定方法


YouTubeで自動翻訳を使用したい場合の設定方法は以下の手順でおこないましょう。

PC・iPhone(スマホ)それぞれの設定方法を紹介します。

Chrome(PC)の設定方法


①「設定」を選択します。



②「字幕」を選択します。



③「自動翻訳」を選択します。



以上の手順をおこなえばChrome(PC)自動翻訳の設定完了です。

iPhone(スマホ)設定方法


①Chromeアプリをインストールします。



②ChromeでYouTubeを開いて、右上のアイコンを選択します。
(androidの場合、右上点状のアイコンを選択)



③下にスクロールし、「PC版サイトをリクエスト」を選択します。
(androidの場合、「PC版サイト」にチェックを入れてください)



④右下のアイコンから「字幕」を選択します。



⑤「字幕」の中から「自動翻訳」を選択します。



⑥「日本語」を選択して完了です。



以上の手順をおこなえばiPhone(スマホ)自動翻訳の設定完了です。

アプリ版YouTubeで自動翻訳を使用したい場合


アプリ版YouTubeでは日本語で自動翻訳を利用することができません。

iPhone・スマホで自動翻訳を使用したい場合は、上記で紹介しているPC版YouTubeから自動翻訳機能を利用することをおすすめします。

YouTube自動翻訳ができない理由


YouTubeで自動翻訳機能が使用できない場合、以下の理由が考えられます。

動画が字幕表示に対応していない




動画が字幕表示に対応していない場合は自動翻訳はできません。

字幕表示が可能かどうか確認するには、動画右下のツールバーに「字幕アイコン」があるかないかで確認できます。

ここに字幕アイコンがない動画は、字幕の生成が不可となるので自動翻訳機能も利用できません。

また字幕の設定はあっても日本語にできない場合、一度他言語に設定してもう一度設定を選択すると自動翻訳が出てくる可能性があります。

YouTubeアプリのアドオンで字幕表示がオフになっている


広告カットのために設定できるアドオンがありますが、その際に字幕テロップごと非表示にしてしまっている可能性が考えられます。

字幕の設定は「caption」と書かれているので一度確認してみてください。なおこの設定はアドオン(※)を追加しているユーザーのみとなります。

※アドオン=ソフトウェアに追加できる拡張機能

この動画には字幕がありませんと表示される


「この動画には字幕がありません」と表示される場合は、自動翻訳機能は利用できません。

YouTubeで字幕がない動画には、下記特徴があります。

・動画に含まれる複雑な音声の処理に時間がかかっている
・動画で使用されている言語が自動字幕起こし機能でサポートされていない
・動画が長すぎる
・動画の音質が悪い、または YouTube で認識できない音声が使用されている
・動画の冒頭で無音状態が長く続いている
・複数の人が同時に話しており音声が重なっている

引用元: 自動字幕起こし機能を使用する – YouTube ヘルプ

YouTube自動翻訳の翻訳精度




YouTubeの翻訳精度は低くまだまだ正確とは言い難いです。

話している内容や言葉が正しく認識されない、動画の音声やテンポによっては字幕にすると読みづらいケースが多く、かろうじて会話のニュアンスが認識できる翻訳が所々ある場合がほとんどでしょう。

無料で利用できるありがたい機能ではありますが、今より翻訳精度を高めてさらに快適にYouTubeを利用するには2つ方法があります。

翻訳精度を上げる裏技


英語から日本語に自動翻訳した際、翻訳精度が低く意味不明な文章になることが多々あります。

そんなときに試していただきたいのが、「トルコ語から日本語に翻訳」する方法です。

手順は以下のとおりです。

①「字幕」から言語をトルコ語にして自動翻訳を選択します。(左写真のように一旦字幕をトルコ語表記にします)



②もう一度「字幕」から言語を日本語に選び直し、自動翻訳を選択して完了です。



トルコ語は日本語と文法が似ており、翻訳後の違和感が少ない場合があります。

また、トルコ語は日本語より動画の翻訳機能に言語が用意されていることが多いので、翻訳精度にお困りの際は一度お試しください。

翻訳アプリを使用




精度の高い翻訳を求めるなら「翻訳アプリ」を使用するのがおすすめです。

翻訳精度や用途による使い分けなど、適した翻訳アプリはこちらの記事でご紹介しております。

YouTubeコメント翻訳完全ガイド!【使える翻訳WEBサイト・アプリ保存版】

YouTube自動翻訳のQ&A


その他YouTubeの自動翻訳に関するQ&Aはこちらでご確認ください。

Q. 自動翻訳を常にオンにしたい



YouTubeでの自動翻訳を常にオンにしたい場合、Chromeを使用し「スクリプト」と拡張機能の「Tampermonkey」をインストールしましょう。

①この2つをインストールし、「Tampermonkey」の設定画面からユーティリティタブを選択します。

②ファイル項目のインポートで「ファイルを選択」し、スクリプトを選択します。

③するとスクリプトの説明が表示されますので「インストール」を選択して完了です。

この手順をおこなうと、YouTubeで動画を開いた際に普段設定していた「字幕を表示→自動翻訳(日本語)」を選択するまでの流れが自動化されます。

Q.自動翻訳をオフにしたい


自動翻訳をオフにしたい場合は下記手順で設定しましょう。

①「字幕」を選択します。



②「字幕」の欄から「オフ」を選択します。



以上で自動翻訳をオフにすることが可能です。

Q. コメント翻訳はできる?


YouTube動画のコメント翻訳もアプリや拡張機能を活用すれば可能です。

コメント翻訳の設定手順や、ライブ配信でのリアルタイムコメントの翻訳方法なども詳しくご紹介しておりますので参照してください。

YouTubeコメント翻訳完全ガイド!【使える翻訳WEBサイト・アプリ保存版】

まとめ


今回の記事では「YouTube自動翻訳」の設定方法から翻訳の精度について紹介しました。

PCやブラウザ版YouTubeでの自動翻訳はだんだんと主流になりつつありますが、スマホアプリ版のYouTubeではまだ自動翻訳を気楽に使用することは難しいかもしれません。

しかし、今回ご紹介した設定方法はどれも簡単にお試しいただけるので、YouTubeで自動翻訳を利用したい方はぜひ参考にしてみてください。

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