YouTubeショート動画の収益はゼロ?将来の収入につながる3つのメリット

2021-04-16
Youtubeクリエイター
YouTubeでは、隙間時間に手軽に楽しめる「ショート動画」に注目が集まっています。

サービスが開始されてからまだ半年ほどしか経過していませんが、すでにショート動画を本格的に活用するクリエイターも少なくありません。

ただ、YouTubeショート動画では収益化ができない点には注意が必要です。では、なぜYouTubeショート動画に注目が集まっているのでしょうか。

今回は、YouTubeショート動画を活用するメリットや投稿方法について解説します。

YouTubeショート動画(YouTube shorts)とは


YouTubeショート動画とは、60秒以下の短い尺の動画のことです。

TikTok動画やInstagramの「reels」をイメージすると分かりやすいでしょう。

上記のようにYouTube以外の動画配信サイトやSNSなどで短編縦向き動画(ショート動画)が爆発的な人気を集めていることもあり、2020年9月からYouTubeでも扱いを開始しました。2021年4月16日の現在では、「YouTube Shorts(ショート)」のベータ版が運用されています。

実は、これまでにもYouTubeでは「YouTube Stories(ストーリー)」という短編動画サービスが利用できました。

ただ、ストーリーを配信するには1万人以上の登録者数が必要で、YouTubeチャンネルを開設したばかりのクリエイターにはハードルが高めとなります。

一方、YouTubeショート動画には特別な条件がないため、誰でも気軽に利用できるメリットがあります。

YouTubeショート動画で収益化はできる?


忙しい人でも気軽に視聴できるショート動画は、注目度を高めるために有効な手段と言えます。

しかし、YouTubeショート動画では収益化できない点に注意してください。

収益化できない理由は、YouTubeショート動画には広告が掲載できないからです。


「YouTube ショート」セクションにある場合も、YouTube ショート動画プレーヤーで再生される場合も、ショート動画に広告は配信されません。また、ショート動画からは YouTube Premium のサブスクリプション収入も発生しません。
出典:YouTubeヘルプ


YouTubeの収益は、主に動画に掲載される広告によって成り立っています。

そのため、広告を掲載できないYouTubeショート動画では、いくら再生回数が増えようともいっさい収益が生まれません。

ただし、現在のYouTubeショート動画はベータ版ということもあり、将来的には収益化ができるようになる可能性があります。

収益化できないのにYouTubeショート動画が注目される理由


これまでお伝えした通り、YouTubeショート動画では収益化はできません。

しかし、最近ではYouTubeアプリでショート動画を目にする機会が増えました。

収益化ができないにもかかわらずショート動画の注目度が高まっている理由は、収益以外にもショート動画を活用するメリットが多数存在するからです。

ここではその理由を解説していきます。

理由(1)チャンネル登録者が増えやすい仕組みがある


YouTubeショート動画には、その動画のすぐに下に「チャンネル登録」のボタンが設置されています。

非常に目立ちやすい場所に「チャンネル登録」のボタンがあるため、一般的な動画よりもショート動画のほうが登録者が増えやすいと言えるでしょう。

また、YouTubeには「ストーリーとショート動画」という専門のカテゴリーがあります。

一般的な動画は種類が多いので埋もれてしまう可能性が高いですが、ショート動画であれば自分の動画をユーザーに見つけてもらいやすくなります。

理由(2)収益化申請の条件を達成するために役立つ


チャンネル登録者が増えるということは、収益化に一歩近づくということです。

YouTubeで収益化するためには、「チャンネル登録者数が1,000人を超えること」という壁を突破しなければいけません。

そのためには数多くの動画を投稿する必要があります。ただ、ショート動画は短い時間の動画を量産しやすいため、ユーザーの目に触れる機会が増え、収益化の条件を達成しやすくなります。

理由(3)コンテンツ数を増やしやすい


YouTubeショート動画は、尺が60秒以下という点に特徴があります。

動画自体が短いので撮影や編集に費やす時間も少なくて済み、短期間で大量の動画を制作できます。

チャンネル内のコンテンツが増えることでユーザーからの注目度も高まります。コンテンツ数が多いほど検索したときに自分の動画がヒットする可能性が高いからです。

YouTubeショート動画を投稿する方法


YouTubeショート動画を投稿する方法は非常に簡単です。

手順は以下の通りですが、普段の動画投稿に比べて「#shorts」というハッシュタグを含めるだけで済みます。


  1. 動画をアップロードして投稿

  2. アップロードの設定時にタイトル欄へ「#shorts」のハッシュタグを入力

  3. 動画を公開すれば完了



わずかこれだけの手順で投稿した動画がショート動画として認識されます。

最近では、YouTube内で「#shorts」と検索するユーザーも多いため、直接検索の結果に表示され、数多くのユーザーの目に触れるチャンスがあります。

まとめ


忙しい人でも気軽に楽しめるショート動画。YouTubeでもベータ版のサービスが展開されており、気軽に視聴できるということから人気を集めています。

残念ながら、いまのところYouTubeショート動画では収益化ができません。

しかし、チャンネル登録者やコンテンツ数を増やすには最適な手段で、ユーザーの注目度が高まることにより、長期的に見ればYouTubeの収益にも寄与します。

また、将来的にショート動画でも収益化が可能になる可能性もあるため、いまのうちに慣れておくのも良いでしょう。

ぜひ、ショート動画にもチャンレンジしてみてください。

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