YouTubeの投げ銭機能(スーパーチャット、拍手)とは?システムや導入条件を解説

2021-03-09
Youtubeクリエイター
YouTubeの収益といえば動画広告が一般的に認知されていますが、ほかにもさまざまな方法が存在します。

その中でも、ユーザーとコミュニケーションを図りながら支援を受けられる「投げ銭」に注目が集まっています。投げ銭を有効に活用することで、広告収入以外の選択肢が生まれるだけではなく、ユーザーのロイヤリティ向上にも役立ちます。

そこで今回は、「スーパーチャット」と「拍手機能」という2種類の投げ銭機能をご紹介します。

YouTubeの投げ銭機能(スーパーチャット、拍手)とは?


投げ銭とは、Web上でクリエイターに対してお金を渡す行為です。YouTubeでは、ファンがクリエイターに渡す支援金のような意味合いで投げ銭という言葉が用いられます。

YouTubeの投げ銭には2種類あり、それぞれ異なる機能があります。


  • スーパーチャット:ライブ配信中に「投げ銭+コメント」ができる

  • 拍手を送る:投稿動画に200~5,000円の支援金を送れる



それぞれの特徴や機能の違いについては以下を参考にしてみてください。

①スーパーチャット:ライブ配信中に「投げ銭+コメント」ができる


スーパーチャットとは、YouTubeのライブ配信中にできる投げ銭のことです。

資金を支援できると同時にコメントも投稿可能で、投げ銭を行ったユーザーはチャット欄の上部に表示されます。

スーパーチャットが行われるとクリエイターが配信中にお礼を言うこともあり、ファンにとっては日頃の感謝を支援金として返礼できるだけではなく、好きなYouTuberとコミュニケーションを図る機会にもなります。

スーパーチャットの金額は、100円から5万円の範囲で自由に設定できます。

②拍手を送る:投稿動画に200~5,000円の支援金を送れる


「拍手を送る」とは、投稿動画に支援金を送れる投げ銭機能です。

スーパーチャットはライブ配信中しか行えませんが、拍手機能は投稿動画一つひとつに対して支援を行うことができます。投稿動画の評価ボタンの横に設置されており、「拍手を送る」ボタンを押すことで決済が行われる仕組みです。



金額は200~5,000円の間で自由に設定できます。

ユーザーは気になるクリエイターを支援できるばかりか、拍手を送ったことがコメント欄に表示され、クリエイターから感謝の言葉を贈られる可能性もあります。

ただし、拍手機能は2020年初頭に実施されたばかりのサービスなので、まだほとんどのクリエイターが実装していません。もし実装しているなら、普段は動画投稿が中心で、ライブ配信をほとんど行わないYouTuberを応援している人には最適な機能といえるでしょう。

YouTubeのスーパーチャットを実装できる条件


YouTubeのスーパーチャットを実装するには、以下の要件を満たす必要があります。


  • 収益化申請条件クリア(総再生時間4,000時間以上、登録者数1,000人以上)

  • モバイルアプリでは登録者数1,000人以上がライブ配信を行える条件



スーパーチャットはYouTube上での収益にあたります。そのため、YouTubeへ収益化申請を行わなければならず、チャンネル登録者数1,000人以上かつ総再生時間4,000時間以上(過去12ヶ月間)という条件をクリアする必要があります。

また、YouTubeアプリからライブ配信を行うには、チャンネル登録者数が1,000人以上必要です。ブラウザ版からライブ配信を行う場合は特に制限などはありません。

YouTubeの拍手機能を実装できる条件


スーパーチャットと同様に拍手機能もYouTubeの収益にあたるため、収益化申請の要件をクリアすることが第一条件です。しかし、それ以外の条件については公開されていません。

条件を満たすとYouTube Studioに「視聴者の拍手を有効にする」という機能が表示されるようになりますが、そもそも条件が明確になっていないため、収益化申請を通過したチャンネルでも機能が利用できないケースもあります。

YouTubeの投げ銭機能を導入する方法


最後に、YouTubeの投げ銭機能を導入する方法をご紹介します。

スーパーチャットの導入方法


まず、「YouTube Studio」にアクセスします。

左側の管理メニューから「収益受け取り」を選択してください。



すると「チャンネルの収益化」の画面へ移行するので、その中にある「Supers」を選択します。



画面右上にある「Super Chatを有効にする」をオンにしましょう。



これでスーパーチャットの設定は完了です。

拍手機能の導入方法


まず、「YouTube Studio」にアクセスします。

左側の管理メニューから「収益受け取り」を選択してください。



すると「チャンネルの収益化」の画面へ移行するので、その中にある「Supers」を選択します。



画面右上にある「視聴者の拍手を有効にする」をオンにしましょう。



これで拍手機能の導入は完了です。

まとめ


YouTubeには2種類の投げ銭機能があります。ライブ配信時にコメントと同時に投げ銭が行える「スーパーチャット」と、投稿動画に投げ銭ができる「拍手を送る」の機能です。

拍手機能は導入されてから間もないこともあり、いまのところ機能を実装しているクリエイターは多くありません。

しかし、スーパーチャットはいまやクリエイターの収益化として定番になりました。

投げ銭機能を有効に活用することで広告収入以外の選択肢も広がるため、すでに条件を満たしたという方は導入してみてはいかがでしょうか。

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