【2021年版】YouTubeライブ配信のやり方を解説!YouTube Liveの条件や準備方法も

2021-03-09
Youtubeクリエイター
YouTubeでは動画を投稿する以外にも、ライブ配信(生放送)を行うこともできます。

ユーザーやファンの方たちと直接コミュニケーションが取れる便利な機能なので、最近ではライブ配信をするYouTuberも少なくありません。

そこで今回は、YouTubeライブ配信のやり方や配信方法、事前に準備しておきたいものについて解説していきます。

【2021年最新】YouTubeライブ配信を行う条件


YouTubeでライブ配信を行う条件は年々変わりつつあります。

少し前まではスマホでライブ配信を行うにはチャンネル登録者数が1万人必要でしたが、最近は条件が緩和され、次のような条件に設定されています。


  • PC:特に条件なし

  • スマホ:登録者数1,000人



ブラウザ(PC)版のYouTubeでライブ配信をするには、特に条件はありません。ただし、YouTubeアプリ(スマホ)でライブ配信をするには1,000人以上のチャンネル登録者数が必要です。

そのため、「ライブ配信をしたいけど登録者数が少ない」という人は、ブラウザ版から行うようにしましょう。

YouTubeライブ配信を始める前に準備しておきたいもの


ライブ配信中に放送トラブルが起こらないよう、事前にしっかりと準備を行っておきたいものです。

生放送で音声が聞こえない、画面が見えないといった問題が起こると、視聴者が離反してしまう恐れもあります。

以下を参考に準備を整えておきましょう。

Googleアカウント・YouTubeチャンネル


ライブ配信をするにはYouTubeチャンネルが、YouTubeチャンネルを作るにはGoogleアカウントが必要です。

普段からGmailやGoogleドライブなどのサービスを使っている人は、そのGoogleアカウントを使ってYouTubeチャンネルを開設できます。

ライブ配信用デバイス


ライブ配信用デバイスとして、パソコンやスマートフォンを用意しておきましょう。

YouTubeでは上記のほかにもPS4を使ってライブ配信ができます。

また、スマートフォンで配信する場合でも、その隣にパソコンを置いておくことをおすすめします。生放送中の配信設定や音量・画面調整などは、ディスプレイの大きいパソコンのほうが操作しやすく、トラブルが起こった際でもスムーズに対応できるからです。

ライブ配信用ソフトウェア


ライブ配信の内容によっては、エンコーダ用ソフトウェアを用意しておきましょう。

エンコーダとは、ゲーム画面などのキャプチャ映像と音声を一つのデータにまとめる処理のことです。ゲーム実況配信など、音声とは別にゲーム画面をキャプチャしなければいけない場合、エンコーダ用ソフトウェアが必要になります。

Webカメラやスマホで直接映像を撮影する場合はソフトウェアは要りません。

Webカメラ・マイク


画面を撮影する機材としてWebカメラ、音声を入力するためのマイクが必要です。

Webカメラやマイクはパソコンやスマートフォンに搭載されていることも多いですが、専用の機材に比べると性能は劣ります。

編集した動画を投稿する場合とは異なり、ライブ配信は機材の性能が画質や音質に大きく影響するため、できるだけスペックの高いものを選んで視聴者から不評を買わないようにしましょう。

YouTubeライブ配信の有効設定


最後に、ライブ配信を有効にする設定も忘れないようにしてください。設定が有効になっていないとライブ配信はできません。

設定を行うには、YouTubeチャンネルの「ビデオ作成」から「ライブ配信を開始」を選びます。

画面の指示に沿ってチャンネルの確認が済めば設定は完了です。これでライブ配信が常に有効になった状態になるため、「ライブ配信を開始」からすぐに生放送を始められます。

ただし、初回に設定する場合のみ、データが反映されるまで最長24時間かかる場合があります。なるべく時間に余裕のあるときに設定しておくようにしましょう。

YouTubeライブ配信のやり方・配信方法


YouTubeライブ配信のやり方について、各手順に沿って解説します。

ライブ配信のやり方(1)Webカメラ


初めてライブ配信をする人は、Webカメラを使って始めることをおすすめします。エンコーダ配信に比べてやり方はシンプルで、初めての人でもライブ配信の環境に馴染みやすいからです。

Webカメラを使用してライブ配信をする手順は次の通りです。


  1. ライブ配信が有効になっていることを確認

  2. YouTubeチャンネルの「ビデオ作成」から「ライブ配信を開始」を選択

  3. その中にある「ウェブカメラ」を選択

  4. タイトルや説明、プライバシーを設定する

  5. 「ライブ配信」をクリックすると生放送開始



ライブ配信のやり方(2)エンコーダ配信


エンコーダ配信は、中~上級者向けです。また、ゲーム実況などゲーム画面のキャプチャが必要な場合、このエンコーダ配信を行う必要があります。

エンコーダ配信の手順は次の通りです。


  1. ライブ配信が有効になっていることを確認

  2. YouTubeチャンネルの「ビデオ作成」から「ライブ配信を開始」を選択

  3. その中にある「エンコーダ配信」を選択

  4. タイトルや説明、プライバシーを設定する

  5. エンコーダ用ソフトウェアを起動

  6. 「ライブ配信」をクリックすると生放送開始



YouTubeのライブ配信を行うメリット


最後に、YouTubeのライブ配信をするメリットをご紹介します。

視聴者とのコミュニケーションに最適


ライブ配信では、視聴者と直にコミュニケーションをとることができます。

投稿動画でもコメント機能によって視聴者とコミュニケーションが図れますが、コメントや返信にタイムラグが発生する点がデメリットです。

一方、ライブ配信はリアルタイムでコメントが流れるため、視聴者の声に対して即座に反応できます。

スーパーチャット(投げ銭)による収益化を実現


YouTubeのライブ配信には、「スーパーチャット」という投げ銭機能があります。

スーパーチャットとは、ユーザーがクリエイターを資金的に支援する機能です。クリエイターにとっては収益の一部となるため、広告収入以外の選択肢が広がるメリットがあります。

ただし、スーパーチャットを実装するには、チャンネル登録者数1,000人以上、動画の総再生時間4,000時間以上(過去12ヶ月間)という収益化申請の条件を満たさなければなりません。

12時間以内の配信動画がアーカイブに残る


ライブ配信時間が12時間以内であれば、その配信動画はアーカイブとして残ります。

ニコニコ動画でいうタイムシフトのような仕組みで、生放送を逃してしまったユーザーでも、アーカイブ動画を観ることで配信のすべての内容を楽しめます。タイムシフトと異なるのは、YouTubeの場合はタイムシフト公開期間がなく、いつでもアーカイブ動画を視聴できるという点です。

投稿動画と同様、ライブ配信のアーカイブ動画もコンテンツの一部にできるため、動画制作方法に合わせてさまざまな企画や施策が行えるでしょう。

まとめ


ここまで、YouTubeライブ配信のやり方や配信方法をご紹介しました。

ライブ配信をすることでユーザーと直接コミュニケーションが取れるため、クリエイターとユーザーの双方にとってメリットがあります。

また、配信した動画をアーカイブとして残せたり、スーパーチャットによって新しい収益化の手段が生まれるなど、クリエイターにとって嬉しいことが多いのも特徴です。

ブラウザ版の場合は特に制限なく始められるため、さっそくスタートしてみてはいかがでしょうか。

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