【クリエイター向け】YouTubeの字幕を作成・設定する方法と注意点

2021-03-17
Youtubeクリエイター
動画の質を高めて視聴率を向上させるにはさまざまな方法がありますが、字幕を設定するのも良策の一つです。

適切なタイミングで音声に合わせた字幕が表示されることで、動画の内容をより理解しやすくなり、視聴者から高評価を受ける可能性が高まります。

そこで今回は、YouTubeの字幕を作成・設定する方法をご紹介します。

YouTubeの字幕機能は2種類


YouTubeで設定できる字幕には、次の2種類があります。


  • AIの音声認識技術による字幕機能

  • クリエイター自身が編集する字幕機能



YouTubeでは動画を投稿する際、機械が自動的に字幕機能を設定してくれるので便利です。

しかし、AIの音声認識技術では字幕を音声に完全再現するのは難しいため、より動画の質を高めるにはクリエイター自身で字幕を設定するようにしましょう。

AIの音声認識技術による字幕機能


YouTubeには、AIの音声認識技術による「自動字幕起こし機能」が備わっています。

動画のナレーションや音声を自動的に読み取ってくれるので設定は要りません。また、日本語や英語、韓国語など10ヶ国の言語に対応しています。

視聴者は字幕機能から字幕もオン・オフを自由に設定できるため、外国語が不自由でも海外の視聴者に向けてコンテンツを発信できる点がメリットです。

ただし、現在の音声認識技術では、画面に表示される字幕の文法が不自然といった不具合が起こる場合もあります。

現状の自動字幕起こし機能は、あくまで内容をニュアンス的に伝えるものにしか過ぎません。

クリエイター自身が編集する字幕機能


AIによる自動字幕起こし機能に加えて、クリエイター自身が字幕を設定することもできます。

字幕を設定する手間はかかるものの、字幕が表示される適切なタイミングに調整したり、機械による翻訳ミスを修正できるなど、メリットは少なくありません。

視聴者にとっては動画の内容をより理解しやすくなるため、ユーザビリティの改善につながります。より質の高い動画を作るには欠かせない作業と言えるでしょう。

YouTubeの字幕を作成・設定する方法


ここでは、YouTubeの字幕を作成・設定する方法をご紹介します。

字幕を設定するには次の3種類の方法があります。


  • 方法(1)字幕ファイルをアップロード

  • 方法(2)文字起こしと自動同期

  • 方法(3)新規の字幕を作成



方法(1)字幕ファイルをアップロード


テキストファイルなどに字幕を記入している場合、そのファイルをアップロードするだけで設定が完了します。

まずは、YouTube Studioの「コンテンツ」へアクセスしてください。



字幕を設定したい動画を選択し、左側のメニューから「字幕」を選択します。



すると字幕の設定画面へ移動します。右側にある「字幕」の項目から、「追加」をクリックしてください。



字幕設定用のポップアップウィンドウが開きました。

ここでは「ファイルをアップロード」を選びましょう。



「タイムコードあり」「タイムコードなし」を選択し、「続行」をクリックします。



すると字幕を記載したファイルをアップロードできます。

後は設定内容を保存して完了です。

方法(2)文字起こしと自動同期


動画の音声を手動でテキスト入力すると、その内容と字幕を同期するように自動調整してくれる機能です。

まずは、YouTube Studioの「コンテンツ」へアクセスしてください。



字幕を設定したい動画を選択し、左側のメニューから「字幕」を選択します。



すると字幕の設定画面へ移動します。右側にある「字幕」の項目から、「追加」をクリックしてください。



字幕設定用のポップアップウィンドウが開きました。

ここでは「自動同期」を選びましょう。



テキストの入力欄が表示されるため、音声に合わせて字幕となるテキストを入力します。



そして、「タイミングを割り当てる」をクリックすると、おおよその字幕出現タイミングを自動的に調整してくれます。

後は設定内容を保存して完了です。

方法(3)新規の字幕を作成


字幕をすべて手動でテキスト入力し、その出現タイミングも自分で設定する方法です。

まずは、YouTube Studioの「コンテンツ」へアクセスしてください。



字幕を設定したい動画を選択し、左側のメニューから「字幕」を選択します。



すると字幕の設定画面へ移動します。右側にある「字幕」の項目から、「追加」をクリックしてください。



字幕設定用のポップアップウィンドウが開きました。

ここでは「手動で入力」を選びましょう。



すると、テキストが入力できるボックスが現れます。ここへ音声に合わせて字幕となるテキストを入力してください。



次に、画面下側のバーを左右に動かすと、各テキストボックスの字幕の出現タイミングを調整できます。



字幕を複数のボックスに分け、それぞれ出現タイミングを調整していきましょう。

後は設定内容を保存して完了です。

YouTubeの字幕設定を行ううえでの注意点


YouTubeで字幕を設定する際、次のような点には注意してください。


  • 字幕の編集中に「新しい字幕を追加」を押さないこと

  • 字幕の表示タイミングを正しく設定する



クリエイター自身が字幕を設定するのは、動画の内容をより理解しやすいよう改善を図り、動画の質そのものを向上させるためです。

しかし、設定方法を誤ってしまうとかえって内容が分かりにくくなり、動画の質を下げてしまう恐れもあります。以下でより詳しくお伝えしていきます。

字幕の編集中に「新しい字幕を追加」を押さないこと


字幕を編集している間は、「新しい字幕を追加」のボタンを押さないよう注意してください。

このボタンを押すといままで編集していた内容が消えてしまうため、復元するには新しく入力し直さなければなりません。

字幕の表示タイミングを正しく設定する


字幕が表示されるタイミングは、音声に合わせて適切に設定しましょう。

せっかく丁寧に字幕を設定したとしても、音声と字幕のタイミングがズレてしまうと動画の内容が分かりにくくなってしまいます。

すると、動画に悪い評価が付く恐れもあるため、編集した字幕をしっかりとチェックしておくことが大切です。

まとめ


YouTubeでは、投稿した動画にクリエイター自身が字幕を設定できます。

音声に合わせて適切なタイミングで字幕が表示されたり、文法に則った正しい翻訳が行われていると動画の内容が理解しやすくなり、動画の質がより高まります。

字幕を設定するのは手間がかかりますが、視聴者からの高評価やチャンネル登録につながる可能性もあるため、時間をかける価値は高いと言えるでしょう。

今回ご紹介した通り、設定方法は3種類です。自分がもっとも得意とする方法で試してみてください。

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