2021年7月5日に投稿、フランス人サッカー選手の日本人差別発言について、みなさんに伝えたい事があります。【フランス人の反応】
2021年7月7日現在、85万回再生されている。高評価3.7万に対し、低評価は500件。

サッカーフランス代表のグリーズマンとデンベレ選手が日本人をバカにしているような動画がSNSで拡散され、「アジア人差別」との批判を集めた問題を2021年7月5日、チャンネル登録者数12万人の「Bebechan – 日本のフランス人」が取り上げた。
「Bebechan（べべちゃん）」は、東京在住のフランス人「オレちゃん」と日本人の妻「ことみ」が運営するチャンネル。

拡散された動画はグリーズマンとデンベレ選手が日本のホテルに滞在中、本人たちが撮影した。両選手はテレビゲームの設定をスタッフに依頼したのち、やってきたスタッフに対し「こんな醜い顔を並べて恥ずかしくないのか」「どんな後進国の言葉なんだ」「お前の国は技術的に進んでいるのか、いないのか」などと発言。

このニュースを英文サイトを出典としていたため、「辻仁成」などから「ヤフーニュースに、仏代表サッカー選手日本人差別という記事があり、読まれていますが、中身間違えてますよ。彼らを擁護は出来ないけど、誤解や誤訳もあり、ちょっと冷静になってほしい。彼らが何を言ったか一字一句正解に訳してみたから比較してください」と誤解や誤訳を指摘する声も上がっていた。
これを受け辻のTwitterには「差別を受けてる側の日本人が擁護するのか…」「フランス人もフランスのメディアも差別だとしていますよ」「寛大な心は大切だけど、間違った解釈や都合のいい解釈は人種差別が無くならない一つの原因だと思う」という声が寄せられた。

オレちゃんは動画内で、実際の映像を流しながら両選手の会話を解説。「ああ『酷い顔』ってはっきり言ってますね。意味もそのままです。『ウイイレやるためにこの醜い顔呼ぶなんて、恥ずかしく思わないのかよ』って言ってますね」と説明。
ただし「恥ずかしく思わないのかよ」は日本人に対してではなくグリーズマンに対する発言とのことだが、それでも「酷い顔っていう表現がかなり人種差別なのは間違いありません」その後も「『なんだよこの言語』と言っているので、日本語のことをバカにしているのがわかります」と続けた。

両選手はスタッフが設定に手間取るのを見て「君たち先進国なんじゃないの？」と言った発言をしており、オレちゃんは「解釈の差はあれどかなり人種差別的だと捉えて間違いない」とした。
オレちゃんは、自身を一介のフランス人に過ぎないとしつつ「今回のことにふれないのも不自然」「勇気を出して話します」と言い、フランス流のユーモアは「ときどきほとんど侮辱的だったり攻撃的」ではあるものの「ジョークと侮辱間には絶妙なバランスがある」と語った。
「でもこの動画は完全に一線を超えてしまっているよ」

両選手が自分たちを助けに来てくれたスタッフを本人の目の前でからかったのは「本当に酷い、言い訳できない」と批判。そして日本が大好きなフランス人として「悲しい」とコメント。
また「人種差別や寛容さに対して社会がさらに進化して前進してほしいと思う」と述べたうえ、特に常態化しているというアジア人差別の問題について世界が「もっと考えるようになったらいいな。まだ十分な議論がされたとは思えないから」とした。
このニュースが何か良い変化につながりますようにと言い、人種差別に屈せずに「フランスと日本の友好をぜひこれからもオレたちで繋いでいきましょう」と視聴者に呼びかけた。

なおグリーズマンとデンベレ選手は批判を受け、それぞれのSNSで謝罪している。

訳と解説をありがとうございます。平素雑に使っている言葉や感情表現は、どこでもあるのでその範囲と理解。
彼らに悪意はなかっただろうけど、一般人がいうのとは波及効果違うってことを考えてほしいと思います。
撮影して流しちゃったのもまずかったですね。

— ロノ＠占い＆自転車三昧 (@bacboon) July 4, 2021

重訳ってニュアンスの問題があるから日仏翻訳・通訳の出来る人の意見聞かないと何ともねえ。

— Terry (@Terry_set_traps) July 4, 2021

どうであれ自分等の為にやってくれてる他人を茶化すのは良しと思えないけども府に落ちますね。経験知識浅い者は多少の粗相や失敗もする。まあそもそもこの位のシニカルは多くの仏にとってユーモアに置き換わる印象もある。仏の駅員に散々からかわれてうんざりしたし。憤怒するには的外れかも。

— 十骨 jukkotsu (@ukiyo10rock) July 4, 2021