IPアドレスでブロック可能?YouTubeの低評価ユーザーを特定する方法

2021-02-22
Youtubeクリエイター
YouTubeに動画を投稿していると、必ずといって良いほど低評価がつきます。どんなに人気のクリエイターや芸能人でも低評価がつくものなので、ある程度の数なら許容できるでしょう。

一方、中には悪質な嫌がらせやアンチ行為のために低評価をつけるユーザーもいます。そのような場合、低評価ユーザーを特定することはできるのでしょうか。

今回は、YouTubeの低評価ユーザーを特定する方法について詳しく解説します。

YouTubeの低評価ユーザーは特定が難しい


もしYouTubeで低評価を受けた場合、そのユーザーを特定することは原則的にできません。

YouTubeアカウントは個人情報に該当し、追跡が困難だからです。

そのため、基本的に高評価をくれたユーザーの情報も残りませんが、ユーザーのマイチャンネル内の「高く評価した動画」を地道に探していくことで、高評価ユーザーの特定はできます。

一方、「低く評価した動画」はマイチェンネル内にも残らないため、低評価ユーザーの特定は難しいといえるでしょう。

YouTubeの投稿動画が低評価を受ける原因


では、なぜ投稿した動画が低評価を受けてしまうのでしょうか。

特定が難しい以上、低評価の原因を知り、コンテンツを改善して高評価を増やす工夫が必要です。

コンテンツがYouTubeガイドラインに抵触している


動画コンテンツを制作する際は、事前にYouTubeガイドラインにしっかりと目を通しておきましょう。

なぜなら、ガイドラインに抵触する動画は反感を呼び、低評価を付けられてしまう恐れがあるからです。

たとえば、性的な表現や暴力やいじめを助長させるような内容、著作権侵害にあたるコンテンツ、他者のプライバシーを侵害するものなどはすべて禁止されています。

上記のような動画はたとえガイドラインで規制されていなくても、観ていて不快になるでしょう。

そのため、YouTubeガイドラインで禁止されているコンテンツを投稿しないよう注意してください。

競合チャンネルのファンによるアンチ行為


YouTubeで低評価を受ける原因として、競合チャンネルのファンによるアンチ行為が挙げられます。

たとえば、ゲーム実況動画のジャンルに参入したとしましょう。

それぞれのゲーム実況者には熱狂的なファンがおり、中にはニコニコ動画全盛期からその実況者を応援している人も少なくありません。

応援すること自体はとても良いことですが、過度にその実況者を信奉するあまり、ライバルの実況者を貶めようと考えるファンも残念ながら存在します。

そのファンはライバルのチャンネル動画やライブ配信へ行き、低評価や悪質なコメントを投稿して人気を下げようとするのです。

もし上記のような事例に該当する場合、たとえYouTubeガイドラインに則った正当なコンテンツを発信していても、思わぬところから低評価を受けてしまう恐れがあります。

別ユーザーによる単なる嫌がらせ


低評価を受ける理由が単なる嫌がらせの場合もあります。

たとえば、「発信している内容が偉そうで気に入らない」や「動画投稿者の顔が何となくむかつく」など、低評価ユーザーが特に正当な理由なくチャンネルを荒そうと考えているケースです。

単なる不満のはけ口か、それとも日々のストレス解消か、何のために低評価をクリックしているのか分かりにくいため、もっとも特定が困難な事例といえるでしょう。

もし、あまりにも荒らし行為がひどくて手に負えない場合、後ほど解説する「どうしても低評価ユーザーを特定したい場合に取るべき手段」の項目を確認してください。

YouTubeの低評価が多い場合に注意すべきポイント


投稿した動画に低評価が多いと、客観的に見て「コンテンツの内容に何か問題があるのではないか」と感じるのが自然です。YouTubeでも同様に、低評価があまりにも多くなると、最悪の場合は動画やアカウント自体が削除される可能性もあります。

しかし、そうした規制の穴をつき、わざと低評価を行って特定のチャンネルを廃止に追い込もうとするユーザーがいることはYouTube側も理解しています。

そのため、今後も低評価ボタンを掲載し続けるのか、現段階で検討まで行われているようです。

どうしても低評価ユーザーを特定したい場合に取るべき手段


方法は少し複雑になりますが、低評価ユーザーを特定する手段は存在します。

YouTubeにはYouTube Studioという分析サイトがあり、その内容をGoogle Analyticsと共有することが可能です。

仮にYouTubeで低評価が行われた場合、その行動があった時間帯を調べます。Google Analyticsでも各ユーザーがアクセスした時間帯が分かるため、同じ時間にアクセスしたユーザーのIPアドレスを検出する、という方法です(Google AnalyticsではIPアドレスも検出可能)。

何度も低評価が行われる場合、同じIPアドレスから嫌がらせやアンチ行為を行っている可能性があり、低評価を受けた時間帯のIPアドレスを日々記録していけば相手を特定できる可能性があります。

IPアドレスが特定できれば、そのアカウントをブロックできます。また、YouTubeに証拠を提示して被害を訴えかけることもできるでしょう。

まとめ


YouTubeで低評価を受けた場合、そのユーザーを特定することは原則的にはできません。

ただ、Google Analyticsとデータを同期し、被害を受けた時間帯のIPアドレスを調べることで低評価ユーザーを特定できる可能性があります。

もしYouTubeガイドラインに抵触するコンテンツを投稿していた場合、視聴者に不快な思いをさせたとして低評価を受けても仕方ありません。しかし、悪質な嫌がらせやアンチ行為で低評価を受けたなら、IPアドレスを調べてYouTube側に報告することも可能です。

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