YouTubeで収益化申請を行う4つのステップ|事前に確認したいチェックポイントも

2021-02-22
Youtubeクリエイター
YouTubeでは、Google AdSenseを導入することで広告費を収入にすることができます。

ただ、YouTubeチャンネルで収益化を行うには審査があり、収益化申請を出さなければなりません。審査には一定の基準があるため、チャンネルを開設したばかりでいきなり通過するのは困難です。

では、審査にはどのような基準があるのでしょうか。

今回は、収益化申請でチェックされる4つの項目と、収益化申請を行う方法を手順ごとに解説します。

YouTubeの収益化申請をする前に確認すべきチェックポイント


YouTubeでは、チャンネル開設者や動画投稿者がYouTube側に対して申請を行うことで、広告収入などが手元に入る「収益化」を実現できます。

仮に広告収入が承認されると、「動画の総視聴回数×広告単価」が収入となります。

ただし、YouTubeで収益化申請を行うには、以下でお伝えする4つの条件をクリアすることが必要です。

過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間を超えるか?


まず、過去12ヶ月間に投稿した動画の総再生時間が4,000時間を超えていなければ、YouTubeで収益化申請をしても認めてもらえません。

過去の対象となる期間は直近12ヶ月なので、チャンネル開設日が最近の人や1年以上経っている人でも申請可能です。

もし20分の動画を1本しか投稿していなかった場合、単純計算で12,000回の視聴回数だと条件の範囲におさまります。

しかし、初心者がいきなり1つの動画で12,000回の視聴回数を獲得するのは困難です。

そこで20分の動画を10本投稿してみましょう。

すると、1本あたり1,200回の視聴回数で条件を達成できます。

チャンネル登録者数が1,000人以上いるか?


YouTubeで収益化申請を行ううえでの条件は、1,000人以上のチャンネル登録者数です。

そのため、チャンネル登録者数が1,000人を下回る場合、収益化申請ができません。

チャンネル登録者数を増やすのは、先ほどお伝えした動画の総再生数時間を増やすよりもはるかに困難です。

チャンネル活動が軌道に乗り、人気に火が付き始めると登録者は右肩上がりに増えていきますが、チャンネルを開設したばかりの頃に登録者を増やすのは難しいものです。

登録者を増やすには、毎日コツコツと価値のあるネタや話題を取り入れた動画を投稿したり、ニッチなジャンルに絞って手堅いファンを獲得するなどの工夫が要ります。

投稿動画がYouTubeのポリシーに違反していないか?


YouTubeで収益化申請を行うと、まずAIの自動判別システムによってポリシーに違反していないかをチェックされます。

もしYouTubeのポリシーに違反するような動画コンテンツを投稿していた場合、収益化申請は認められません。

たとえば、著作権に抵触する恐れのある動画や、すでに他者が投稿した動画を横流しする重複コンテンツ、SNSなどのつぶやきやコメントのスクリーンショットを貼り付けただけのテキスト動画などはポリシーに違反します。

申請対象である18歳以上であるか?


最後に、18歳未満の人は収益化申請できないので注意してください。

YouTubeで広告収入を得るにはGoogle AdSenseに登録する必要があり、そのガイドラインに反するからです。

どうしても申請したい人は、保護者が登録するGoogle AdSenseに自分のYouTubeチャンネルを紐付ける必要があります。

YouTubeの収益化申請から審査までに必要な期間


YouTubeの収益化申請を行ってから実際にGoogle AdSenseを利用できるようになるまで、およそ1週間の時間がかかります。

申請が行われたチャンネルを一つずつチェックして審査を行うからです。

ただ、視聴回数がより多いチャンネルが優先されるため、総再生回数が低い場合は1週間以上かかることもあるので注意してください。

YouTubeの収益化申請を行う方法


では、YouTubeで収益化申請を行うにはどのようにすれば良いのでしょうか。

ここでは収益化申請の方法を手順ごとに解説します。

ステップ(1):チャンネル収益化の許可


まず、YouTubeの自分のチャンネルページへアクセスします。

ページの右上にある「チャンネルをカスタマイズ」というボタンをクリックしてください。



するとYouTube Studioのサイトへ移動するため、左側メニューにある「収益受け取り」の項目を選択します。



「収益受け取り」のページへ移行した後は、画面下部にある「有効にする」のボタンをクリックします。現在は申請条件に満たず、条件を満たせば通知してほしい人は、「参加条件を満たしたら通知する」をクリックしましょう。

ステップ(2):YouTubeパートナープログラムへの同意


上記の手続きが終わるとそのまま次のページへ移行します。

ここでは収益化に必要な手続きが一覧として表示され、同時にYouTubeパートナープログラムが記載されています。

この内容をすべて確認し、「同意する」のボタンを押すとYouTubeでの手続きは完了です。

ステップ(3):Google AdSenseのアカウント作成


YouTubeパートナープログラムに同意した後は、引き続きGoogle AdSenseのアカウント作成ページへ移行します。すでにGoogle AdSenseのアカウントを保有している人は、この手順は不要です。

まず、Googleのログインページが開くのでパスワードを入力してください。

後は自分のYouTubeチャンネルのURLなどを記載するだけで登録は完了です。

ステップ(4):審査の結果を待つ


Google AdSenseの登録まで完了すれば、後は審査が終わるまで待ちましょう。

早ければ数日から1週間ほどで審査結果が通知されます。

無事に審査に通過すると動画広告などを利用してYouTubeで収益化が実現できます。

まとめ


今回ご紹介した通り、YouTubeで収益化申請を行う方法は簡単です。

わずか4ステップで、早ければ5分ほどの手続きで済みます。審査が完了するまで1週間程度の時間が必要ですが、無事に通過すればいよいよ収益化が実現します。

ただし、収益化申請の条件をクリアすることが大変です。今回お伝えしたように4つの条件を満たす必要があるため、時間をかけて自分のチャンネルを育てていきましょう。

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